JAあいち豊田
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もっと知ってもっと健康!おいしい「たまご」の話のページはこちらからどうぞ

 JAあいち豊田ではこのほど、豊田市高岡町にあるGPセンターの機械設備を一新しました。たまご生産農家の所得確保に向け、地産地消を実践する選卵施設の充実により、地域に信頼されるJA卵づくりに取り組み、安全安心なたまごを皆様の食卓へ届けようと職員一同がんばっております。それでは新しくなったGPセンターをご紹介しましょう。


GPのGはグレーディングのことで、農林水産省規格で定められた規格に基づき、鶏卵1個1個に格付けをしています。GPのPはパッキングのことで、鶏卵を洗浄・包装しています。日本語に直すと、洗卵選別包装施設という意味で、生産者(農場)から運び込まれた卵を、機械により洗浄殺菌し、計量(格付け)包装する施設のことです。


 卵の表面には汚れや雑菌が付着しています。また、まれに食中毒の原因となる病原性のある菌が付着している場合もあります。これらの汚れや菌を洗浄・殺菌することにより、より安心安全なたまごをお届けすることができます。殺菌の方法にはいくつかあり、代表的なものとしては、次亜塩素酸ソーダ・オゾン・紫外線などを用いた殺菌方法で、当GPセンターではオゾン水・オゾンガスを用いて、たまご並びに施設の殺菌を行っています。


作業の大半を洗卵選別包装機(洗卵機)が行います。工程は以下の通り。

機械での工程はこのようになりますが、このほかに人によるさまざまな検査などが加わります。以下写真付で説明します。


50℃〜60℃のオゾン湯水でプラスチックブラシによりたまごを洗浄します。

たまごの表面全てにブラシがあたるよう、回転しながら進みます。

同時に以下の殺菌作業も行います。


  (株)エコノス・ジャパン製 オゾン発生装置         オゾンガス噴霧装置

洗浄時にたまごにオゾン湯水をかけ殺菌しています。

左の写真がオゾン発生装置で、このオゾンを湯水に溶け込ませ、たまごにかけることにより殺菌を行います。

たまごだけではなく、洗浄用ブラシも同時に殺菌しています。

また、夜間はGPセンター内を、オゾンガスにより殺菌しています。


                         上部ファン 下部緑色がブラシ

温風とプラスチックブラシでたまごの表面の水分を乾燥させます。

たまごの表面が水気を持っていると、菌が付着しやすくなるとともに、たまごの鮮度も低下させてしまいます。


           検卵室内         自動ひび卵検査装置

第1回目の検卵(検査)です。

暗室でたまごの下から光を当て、不適格卵を除去します。

ここでは通常目視で確認出来ない、ひび卵・血卵(血混入卵)・異物混入卵・卵黄移動卵など

を取り除きます。注)卵殻色が赤い通称赤玉はひび以外検卵できません。

 

今まで目視によりひび卵を検査していましたが、自動ひび卵検査装置の導入により、ひび卵除去率が大幅に向上しました。

機械装置が行う検査方法は、たまごの殻をたたき、跳ね返ってきた音波でひびの有無を判断しています。


           矢印の部分が秤         メインコンピュータ

この小さな秤で一瞬のうちにたまごの重さを計量します。

この情報(規格など)をコンピュータに転送し、たまごのゲート(出口)を決定します。


パックに包装中

人の手に触れることなく、たまごを包装資材(パック・紙トレイ・プラトレイ)に詰めます。

包装形態は、パック・ダンボール・プラスチックコンテナの3種類です。

パック卵は各御家庭のテーブルに、その他は業務用に飲食店などに流通します。

ここでも目視による、ひび割れ・汚れの検査を実施しています。(2回目の検査)


ビデオジェット(株)製 卵殻プリンタ
印字している様子
賞味期限ほかを印字
賞味期限ほかを印字(拡大アップ)

たまご1個1個に賞味期限を印字することにより、ご家庭での管理を楽にしました。

印字してある情報は、採卵日・賞味期限・生産者記号で、水洗い・ゆで卵にしても、印字が消えることはありません。

使用しているインクの成分はすべて食品添加物で、安全性は確認されています。

インクはたまごの極表面層に付着し、卵内へのインクの浸透はありません。

生産者記号を印字することにより、より正確な生産履歴管理を実現しました。


           ターンテーブル         鶏卵配送車

パック製品はここで輸送容器に積込まれ、各販売店へ出荷されます。

ここで3回目の検卵(検査)を行います。この検査は前2回の検査のほかに、卵殻印字の検査も行います。

鶏卵配送車は冷凍設備を完備し、夏場は低温配送を行っています。

 

たまごのトレーサビリティ

 JAあいち豊田では平成17年9月からたまごの採卵日と生産者、賞味期限の情報を卵殻へ直接印字する 「トレーサビリティシステム」を導入しています。たまご一つ一つに採卵日・賞味期限が印字されることにより

(1)たまごを使用する直前まで賞味期限を確認できます。

(2)冷蔵庫でパックに入れたまま保存するのが理想的ですが、パックから出して保存しても賞味期限が確認できます。

(3)生食は採卵日からあまり過ぎていないものを、加熱して調理する場合は賞味期限の近いものから使うなど、賞味期限内でも使い分けることができます。

などのメリットがあります。もちろん、印字で使うインクは人体に影響のない食品添加物からできているので安全です。また、生産農場から入ってくるたまご、GPセンター、生産農場のサルモネラ検査を定期的に実施しています。JAあいち豊田ではこのような衛生管理への取り組みにより安全・安心なたまごの提供に努めています。

写真の例では、「採卵日」のうしろの「K」が生産者を指し、どこの農場で生産されたたまごかわかります。