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 目玉焼きや厚焼き、ケーキやマヨネーズの原料に使うなど大活躍の「たまご(鶏卵)」。たまごにはどのような栄養があるのでしょうか。身近な食品にもかかわらずたまごに対して誤解している人が多くいます。そこで 「たまご」についていろいろ学んでいきましょう。常識という「殻」を割れるかも知れませんよ。


たまごはタンパク質やカルシウム、鉄分など、ビタミンCを除く人間の体に必要な栄養素がほとんどすべて含まれています。日本の食卓には欠かすことができない食品といってもいいでしょう。中でもタンパク質は良質です。タンパク質を形成しているのは約20種類のアミノ酸ですが、このうち人間の体の中で合成できないものを「必須アミノ酸」と呼んでいます。たまごに含まれる必須アミノ酸の一つでコラーゲンの材料になる「トレオニン」は、美肌に効果があり、また「メチオニン」は、肝臓をアルコールから守るパワーがあります。この必須アミノ酸を補ってくれるすばらしい食品こそが「たまご」なのです。


 「1日1個しか食べてはいけない」というのは大きな間違いです。たまごにはコレステロールを低下させ除去する作用があり、1日2個ずつたまごを食べてもほとんどの人が血液中のコレステロール値が上がらないという研究結果も出ています。そもそもコレステロールは、生命を維持させるためには重要なもので少なすぎると細胞が壊れやすくなり、病気に対する抵抗力が弱まって健康に支障をきたします。


たまごを割ると、卵白と卵黄の間に白いヒモのようなものがあります。これは「カラザ」と呼ばれるもので、よく見ると、卵黄をひっぱるように両側に2つ付いています。カラザは、卵黄の位置を真ん中に固定する役割をしています。舌触りが気になると、カラザを取り除いて食べる人もいるが、カラザの成分は主にタンパク質です。このカラザには細胞を構成する成分のひとつであるシアル酸が含まれていますので、そのまま食べたほうが栄養学的には良いとされています。

タンパク質を漢字で書くと「蛋白質」と書きますがこの「蛋」という漢字は中国語でたまごを意味します。タンパク質=たまごといえますね。


 購入後、たまごは冷蔵庫(10℃以下)で保存しましょう。冷蔵庫に入れた場合と入れない場合ではたまごの品質や鮮度に大きな差が出ます。多くの家庭ではドアのたまごケースを利用していると思いますが、冷蔵庫での最適に位置は、振動や温度差の影響を受けにくい場所にパックごと保存するのが理想的です。      パックに入っているたまごはすべてとがっているほうが下になっています。これはきれいに見せているわけではありません。たまごは常に呼吸をしています。とがっていないほうは殻が薄くて気孔の数が多く呼吸がしやすくなっています。パックから冷蔵庫のケースに移し替える時はとがっていないほうを上にしましょう。

たまごを安全に食べるためにはひびの入ったたまごを保存したり、殻を割った状態で保管したりすることは 厳禁です。


 表示されている賞味期限は生で食べることができる期間で、産卵日より10日ぐらいとなっています。賞味期限内に食べきれる量を目安に購入しましょう。期限経過後は必ず加熱して食べて下さい。

新鮮なたまごと古いたまごの違いは割ってみるとすぐに分かります。新鮮なたまごは黄身が高く盛り上がり、黄身のまわりにどろっとした粘りの強い卵白があります。


たまごを塩水に入れてみると割らずに鮮度がわかります。新しいたまごは横になって沈み、少し古いたまごは丸いほうを上にして斜めになって沈みます。もっと古くなるととがったほうを下にして浮いてしまいます。つまり、たまごは古くなればなるほど軽くなるということです。

たまごは「物価の優等生」と言われています。それはほとんど価格があがっていないからです。これには鶏卵生産者の効率よく生産してたまごを消費者に提供しようとする努力があるからです。


身近な食品でありながら、たまごについては意外に知られていないことが多いのです。L,Mなどと表示されているたまごの大きさは、農林水産省の規格によって決められていて、6段階に分けられています。これはあくまでも重さで分けたもので、「大きいものがおいしい」とは限りません。また色についても、黄身の色が濃いほうが栄養価が高いと思われがちですが、栄養価とは関係ありません。たまごの殻の色が赤いほうが白いものよりも栄養価が高く、おいしいということも全く根拠がありません。殻の色が違うのは鶏種の違いによるものです。

黄身が2つ入っているたまごがあります。これはたまごを生み始めた若鳥に見られる現象で、排卵の際に2つの黄身を卵白が包んでしまって起きるのです。ごくまれに3つ入っていることもあります。ちょっと得した気持ちになりますよね。